PSAとは、「プロブレム・ソルビング・アプローチ:問題解決の技法」のことで、多くのコンサルタントや企業家が経営課題解決のために活用している思考法です。
ビジネスを取巻く環境が激しく変化する今、前例のない複雑な問題に直面したときに求められるのは「自分の頭で考え、仮説を立案・検証し、実行していく」という能力です。今まさにPSAが求められているといえるでしょう。
PSAでは、問題解決を大きく3つのステップに分けて考えています。まず、「本質的問題の発見」、次に「解決策の立案」、そして「解決策の実行」です。本講座では「スーパーの売上拡大」の事例を通じて、PSAの特徴と3つのステップについて解説します。PSAの考え方と各ステップの大きな流れを掴んでください。
【理解度テスト】あり
通常ですと、判断に使っているデータがなかったり、偏ったりしていることがよくあります。PSAでは問題をモレなく分解し、情報を集めていきます。
また、個々の現象に対する対処療法をしてしまうこともよくあります。PSAでは、発散と収束を繰り返して発想を拡げます。
そして、解決策に数字がないこともよくあります。PSAでは、解決策の効果を数字でシミュレーションしていきます。
問題解決に直面したとき、あなたはどのように考えていますか?闇雲に問題に取り組んで対症療法になっていないでしょうか。また、これまで上手くいった方法を繰り返しても、今度も上手くいくとは限りません。
問題解決には、そのためのアプローチ(取り組み方・技法)があるのです。今回は、よくある問題解決の方法と比較しながら、PSAは何が違うのか、考え方の重要なポイント、成果を出せるプロブレムソルバーとは何かについて学びます。
PSAの最初のステップは「本質的問題発見」です。目に見える現象だけを捉えて「問題だ」と考えていませんか?しかし、本質的な問題は目に見える現象の裏に潜んでいるものです。それを捉えて手を打たなければ、真の問題解決にはなりません。
このステップでは、ツリー分析で問題をモレやダブリのない要素に分解し、それぞれの要素をファクト(事実・データ)によって検証し、色々な切り口でこれを繰り返していきます。分解したファクトを3C(Customer、Competitor、Company)などのフレームワークで整理しながら、本質的問題を突き止めていきます。
本質的問題を発見したら次のステップは「解決策立案」です。せっかく発見した本質的問題も、解決のステップで腰砕けになってはもともこもありません。今回は、効果的な解決策を立案するためのアプローチを紹介します。
このステップでは、ファクトとロジックによる分析的な「本質的問題発見」と異なり、自由な発想が重要であり、如何に魅力的なアイデアが出せるかがポイントになります。ここでは、「戦略的自由度」という考え方、発散思考と収束思考のアイデア出しのプロセス、仮説作りと仮説検証のサイクルについて解説します。
解決策を立案することができたら、次のステップはその「実行」です。問題解決では「自分ひとりでも解決するぞ!」という気概をもって取り組むことが大切です。しかし、実際には関係する多くの人を巻き込んで実行していかなければなりません。
このステップでは、如何にキーパーソンを説得し、解決策を実行していくかがポイントです。結論と論理を明確化するためのピラミッド構成法と効果的なプレゼンテーションの方法について学びます。






